胚培養士に関連する学会や研究会とは?

胚培養士が働きやすい環境をつくったり、新しい知識を吸収する場を提供するために学会や研究会の後押しは欠かせません。
全国に広がる胚培養士との交流するきっかけにもなる、学会や研究会には一体どのようなところがあるのでしょうか。

最も基礎となるのはやはり、日本卵子学会と日本臨床エンブリオロジスト学会です。日本卵子学会では、学会や学術集会の他、胚培養士セミナーが開催されています。また、学術講演で発表された研究に対しては選考の上、奨励賞が授与されることになります。

●日本卵子学会
http://jsmor.kenkyuukai.jp/special/?id=10010
哺乳動物卵子学会が平成25年に改称した学会です。
人のみならず動物全般の妊娠・遺伝に関わる研究や、ARTに関連した研究について日々研鑽していくことを目的としています。

●日本臨床エンブリオロジスト学会
http://embryologist.jp/special/?id=6440
ARTに関わる知識や技術を向上させるため、1996年に設立された比較的若い学会です。
日本臨床エンブリオロジスト学会では、学会や学術集会のほか、Webセミナーも開催されているので、遠隔地で勤務していても参加しやすくなっています。

その他、不妊治療や胚培養士に関連した学会や研究会は次の通りです。

●日本産婦人科学会
http://www.jsog.or.jp
産科や婦人科に関わる発展を後押しするだけではなく、女性や子供の未来に貢献するための活動も行っています。
また、近年減少している産婦人科医の充実も急務の課題としています。

●日本受精着床学会
http://www.jsfi.jp
妊娠に至る過程で必要な受精や着床に係る研究を推進しています。
日本受精着床学会が主催しているART生涯研修コースおよび実施研修コースは、5年ごとに必要な胚培養士の資格更新の要件に加えられています。

●日本生殖医学会
http://www.jsrm.or.jp
日本不妊学会を前身としており、日本の生殖医療の発展に寄与している学会です。
生殖医療に係る知識や技術、高い倫理性をもつ生殖医療専門医や生殖医療コーディネーターの認定制度を有しています。

この他、地域ごとに胚培養士向けの研究会が設立されている場合があります。よく知られたものに、東京受精・胚培養研究会がありますが、現在は休会しています。

東京受精・胚培養研究会
http://plaza.umin.ac.jp/~tsre/index.html

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